もはや日本は、戦前の軍国主義国家にハマリ込もうとしている

 先日、防衛大学校の卒業生たちの<任官辞退>やら、曹(下士官)階級への<志望不人気>のニュースを見ると、今時の若い者の時代を察知するセンスには感心する。

<集団的自衛権>問題では、どう安倍政権が言いくるめようと、確かに日本は戦前の戦争国家を目指していることは歴然としている。やがて戦闘が起き、生命の危険は第一に若者たちに迫ってきているということだ。

しかも今度は状況として、世界各国を侵略し続けている、アメリカ軍のお雇い兵としての役割を果たす自衛隊に成り下がっている。

 

 しかしそういう時代背景により<志願制>では若者が集まらなければ、<徴兵制>にしなければならぬと政権は考えざるを得ない。

 

 政権はこれを隠すため、7月の参院選挙が過ぎてから、アメリカ軍への全面協力的体制に自衛隊が突き進むことを、改めてオープンしようとしている。

 この程度の安倍政権のカラクリを、わが日本国民は想像できずに、ハマッテしまうのだから、われわれは何とおおらかな国民性を持っていることだろう。これでは戦前復帰の安倍ファシズムを許してしまうことになり兼ねない。NHKはじめ大きいメディアは安倍政権の危険な動きに目をつむり、それどころかオベッカつかうことに専念している。

 少しずつ国民の反撃も組織化されつつあるが、大手メディアの大部分は、その国民の反ファシズムのうねりを伝えないか、矮小化して見せている。

 現下の情勢はここまで来ている。平和を守り民主主義を守る、国民的反撃を強く期待したい。