「元海兵隊員による残虐な蛮行を糾弾!被害者を追悼し、海兵隊の撤退を求める県民大会」開かれる
「辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議」が主催で、6月19日、那覇市の奥武山(おうのやま)陸上競技場で開かれた。参加者6万5千人。
この怒りに呼応して、<いのちと平和のための国会行動>が、ひらかれ沖縄から駆けつけたオール沖縄会議の大城悟さん挨拶始め、作家の落合恵子さんらがスピーチ。
この日沖縄県民大会に連帯する集会などが32都道府県40カ所以上で行われたとの発表があった。
時期的に見て、かなりに意義のある集会だったと見られ、あのNHKでさえしぶしぶかどうか報道していたほど。
ある種ないものねだりかも知れないが、週刊誌などで後追い記事がでるようなことがあれば、もっと時勢にインパクトが与えられることだろう。
久米宏の<ラジオなんですけど>を聴く
TBSのこのラジオ番組は初めて聴いた。ゲストとして推理作家赤川次郎がはじめてラジオ番組に出るとのことで、関心があった。
赤川次郎は、岩波書店のPR誌「図書」に連載をしていた。毎回聴きに行った音楽会の話を愉しく語ると、その後にガラリと変わった社会批評を続けるのが、なかなかに鋭く興味を持ったという経験がある。
今日のラジオでも、久米と赤川の社会寸評対談は、現在のマスメディアに対してかなりに辛辣だった。ポイントはメディアが現政権に阿り、本来メディアが果たすべき國の政策批評を放棄し、権力の意向と発表をただ単純に垂れ流している、と云うこと。
すでに、戦前の社会になりつつある現代を危惧することではまことに同感で、このような番組もいつまでつづけられるのか心配だが、二人の名前は歴史にキチンと残されることだろう。(16/6)
もはや日本は、戦前の軍国主義国家にハマリ込もうとしている
先日、防衛大学校の卒業生たちの<任官辞退>やら、曹(下士官)階級への<志望不人気>のニュースを見ると、今時の若い者の時代を察知するセンスには感心する。
<集団的自衛権>問題では、どう安倍政権が言いくるめようと、確かに日本は戦前の戦争国家を目指していることは歴然としている。やがて戦闘が起き、生命の危険は第一に若者たちに迫ってきているということだ。
しかも今度は状況として、世界各国を侵略し続けている、アメリカ軍のお雇い兵としての役割を果たす自衛隊に成り下がっている。
しかしそういう時代背景により<志願制>では若者が集まらなければ、<徴兵制>にしなければならぬと政権は考えざるを得ない。
政権はこれを隠すため、7月の参院選挙が過ぎてから、アメリカ軍への全面協力的体制に自衛隊が突き進むことを、改めてオープンしようとしている。
この程度の安倍政権のカラクリを、わが日本国民は想像できずに、ハマッテしまうのだから、われわれは何とおおらかな国民性を持っていることだろう。これでは戦前復帰の安倍ファシズムを許してしまうことになり兼ねない。NHKはじめ大きいメディアは安倍政権の危険な動きに目をつむり、それどころかオベッカつかうことに専念している。
少しずつ国民の反撃も組織化されつつあるが、大手メディアの大部分は、その国民の反ファシズムのうねりを伝えないか、矮小化して見せている。
現下の情勢はここまで来ている。平和を守り民主主義を守る、国民的反撃を強く期待したい。
国籍とは何だろう
ミャンマーでは選挙に勝利したスーチーが、当然次期大統領に就任するかと思ったが、彼女は内閣の一員に留まった。理由は彼女の子どもが他国籍を取得しているため、大統領にはなれない制限があるのだとか。家族の国籍まで問われるということは、成人した子どもが世界をどう生きようかとしていることへの制限にもなるのではないか。
大相撲の横綱白鵬が、この先一代年寄りになることが出来ない、ということだ。彼よりも成績が劣る関取が何人も年寄りになっているにも関わらず。
これは彼が日本国籍を持っていないからだという。TVでこれを取り上げた番組を見たが、コメンテーターでこういう発言をしていた。日本人でなければダメというなら、初めから入門させなければ良いじゃないか、と。
確かに入門させて、その少年が好成績をあげ、角界の雰囲気も盛り上げ大いに貢献しているのに、その処遇では国籍が違うと言うことで差別することは如何なものか。
上記2例は、このグローバル世界に相応しからぬ<国籍>問題のように思える。ま、遠い将来には国籍を云々されずに、人類皆地球市民という時代が来るだろうけれども。