2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

<海保「灯台放送」が終了へ 船に気象情報流し67年>

<信毎web> 海上保安庁が沿岸を航行する船に風向きや風速といった気象情報を提供するラジオ放送「船舶気象通報」が30日正午で終了する。1949年の開始以来67年間、船舶関係者や無線愛好者から「灯台放送」と呼ばれて親しまれてきたが、スマートフォン…

<木星の衛星エウロパ、表面で水噴出か 高さ200キロ>

<朝日新聞>ワシントン=小林哲(2016年9月27日11時00分) 米航空宇宙局(NASA)は26日、木星の衛星エウロパの表面で、間欠泉のように水が噴き上げられたとみられる現象をハッブル宇宙望遠鏡による観測で見つけた、と発表した。探査機が近づいて間欠泉の…

<38億年前の大陸誕生を再現? 西之島、安山岩で組成>

<朝日新聞>野中良祐(2016年9月27日18時38分) 噴火によってできた小笠原諸島の西之島が、38億年前に地球で大陸が誕生した過程を再現している可能性を示す研究を、海洋研究開発機構のグループが発表した。27日、研究成果が英科学誌サイエンティフィック・…

<8300年前の埋葬人骨を発掘 縄文人の生活実態解明へ>朝日新聞(16/9/19)

縄文時代の居家以岩陰(いやいいわかげ)遺跡(群馬県長野原町長野原)から出土した人骨が、約8300年前に埋葬されたものであることが分かった。発掘調査を進める国学院大学によると、埋葬人骨としては国内最古級だという。確認されただけで6体の人骨が…

『 心はどのように遺伝するか―双生児が語る新しい遺伝観 (ブルーバックス00/10)

遺伝現象について、それは生理的な遺伝子と社会的環境によって発現するということ。極めて常識的によくわかる。しかし世間にはこのことについても、どちらかの事象に偏った見解が多々あるようだ。このようなことは普通考えもしないで過ごしているが、改めて…

『動物園というメディア』渡辺守雄ほか(青弓社00/8)を読む

動物園とは何か,と聞かれても明確な答えはできなかったと思う。あそこは自分が子どもの頃に連れて行かれ,結婚後に自分の子ども(そして孫)をつれて行くところだ。何の為に,それは野外リクリエーションだろう。 この一冊は,動物園が情報発信基地として何を…

『脳の老化と病気』小川紀雄(講談社ブルーバックス99/2)を読む

サブタイトルは<正常な老化からアルツハイマー病まで> もう老化もかなりの段階に達して,いまさらこういうものを読んでも手遅れ感があるのだが、このサブタイトルにもある<正常な老化かアルツハイマー病か>については矢張り関心を持たざるを得ない。 著者に…

『悩ましい翻訳語/科学用語の由来と誤訳』垂水雄二(八坂書房09/11) を読む

翻訳の現場では,異国のこの単語をどんな日本語にするかが重要なことになるのは常識。そしてなかでも科学的な分野では,量子力学にせよ分子生物学にせよ、そのイロハから背景を最低知らなければ翻訳はできない-と著者は語る。著者は京大の大学院理学研究科…

『動物と人間の世界認識』日高敏隆(ちくま学芸文庫07/9)を読む

サブタイトルが「イリュージョンなしには世界は見えない」。 動物の世界認識は,ほぼ遺伝的に決定されている。著者はネコやモンシロチョウ,ハリネズミやカブトムシ,ダニなどの生態観察から,彼らにはかれらの認知する独自の世界があると言う。 彼らの感覚で…

『かけ算には順序があるのか』高橋誠(岩波科学ライブラリー11/5)を読む

いま小学校では、かけ算の式の順序が違うと答えは○で式は×になるという。 (戦前の小学校/国民学校ではどうだったか記憶に無いが) 小学校でのかけ算の教え方や中国や日本での九九の歴史を探り、また算数の始まりから見えてきた、分離数や連続量の世界を示す-…

『宇宙は本当にひとつなのか-最新宇宙論入門』村山斉(ブルーバックス11/7)を読む

宇宙創生のカギをにぎり、しかも宇宙を構成するエネルギーの96%を占める未だに謎の暗黒物質や暗黒エネルギー。そこから宇宙とはいったいどのような姿をしているのか、その宇宙はわれわれの見る一つに限られているのか。いや実は,ということで多次元宇宙と多…

「ご当地電力はじめました!」高橋真樹 (岩波ジュニア新書/15/1)を読む

目下の電力自由化問題に、庶民目線で書いた一冊。 まずは、地域をどう活性化するかという大命題を前提に、地域電力問題を取り上げる。 当然ながら現在なお進行形の電力事情について、丹念に全国の地域にわたり、具体的事例を調査し、それを活き活きと伝える…